Origne 2019 / Adriex Dacquin
- 2022.08.18
ジャケール(石灰、粘土)59年 ファイバータンクで全房14日浸漬 発酵4週間、卵型樹脂タンクで10ヶ月熟成 香ひかえめ。果実香、蜜、微かーにペトロール的な香も みずみずしく、文旦的な味わい。 低アルコール(11%)らしい控えめのボリューム。 ピール感もあり心地よい苦味もある。Intrepideと比べるとより果実感がやや前に出たバランス。 みずみずしく疲れない飲み口
wine tasting note ワインの試飲備忘録
ジャケール(石灰、粘土)59年 ファイバータンクで全房14日浸漬 発酵4週間、卵型樹脂タンクで10ヶ月熟成 香ひかえめ。果実香、蜜、微かーにペトロール的な香も みずみずしく、文旦的な味わい。 低アルコール(11%)らしい控えめのボリューム。 ピール感もあり心地よい苦味もある。Intrepideと比べるとより果実感がやや前に出たバランス。 みずみずしく疲れない飲み口
アルテス、シャルドネ、ジャケール(石灰、粘土質) 発酵4週間、卵型樹脂タンクで10ヶ月熟成。 硬質なミネラルを想像させる香りのみで、果実香はあまりない 口当たりみずみずしくしなやかで 後味にグレープフルーツ系の柑橘の風味、ピール、強めのミネラル感。 みずみずしさのある口当たりのお陰で酸が前に出過ぎず気持ちよく飲み進められるバランス サラダや、魚介の前菜が食べたくなる様な味
ガルナッチャブランカ、マカベオ、モスカテル、ヴィニャテール、パンセ、チャレロ、パレリャーダ 品種ごとに全房でピシャージュ。ステンレスタンクに順番に足していく。 開けたてややゴムの様な還元 トロピカルで柔らかな果実の味わいが広がるが アルコールが低いのでしつこく無いバランス。 2日目は還元は抜けるが、すこしペトロールっぽい感じ。 桃やパイナップルの柔らかい果実味は出ている
ピノグリ。醸し ややスモーキーで乾いた香り 味わいにもスモーキーさが顔を出すが、強めに入れた紅茶の様な渋みと奥行きに、桃のようなエキスが乗っている。 酒質自体はかなりドライだが エキスの旨味感と、飲み込んだ後に舌の端に染みる塩気が後を引く。
トゥルソー、シャルドネ 10ヶ月樽熟 抜栓初日は固く(2022年8月時点)2日目まで待機。 透明感があり明るい色調の液体の中に 重心の低い果皮の旨味、ほんのり苦味。 舌全体に広げると明るい果実味もがスルスル通るが、旨味のパワーが舌に沈む。 液体の透明感と、味わいのパワーのギャップが大きい 薄いのに、濃いような感覚。 充分すごいが、まだまだ寝かせてみたい。
ガメイ、粘土石灰質、30〜40年、標高500m エグラッペ後足で破砕した葡萄を14日樹脂製タンクで醸し。フリーランジュース。 ベリー系果実と花の混じった色気のある香り。 澄んでいるがジューシーでみずみずしく、酸と共に液体はストレスなく飲み込める。 アフターにかすかに舌をくすぐるタンニンと、生花の香りが残る品のある仕上がり。 繊細ではあるが、2日目も全く落ちない
ピノオーセロワ49年平均 花崗岩、100年以上のフードル11ヶ月熟成 ゆったりとした粘性のある液体 香りに蜜、オイル、かすかに松脂 酒質はしなやかで舌触りもとても優しい。 奥行きが広く、黄色い果実、アプリコット、ジャム 酸は充分にあるが砂糖菓子のような膨らみのある味わいが包む。アフターはとてもドライ
品種色々 一部ダイレクトプレス、残りを2週間醸し 木の樽でそれぞれ12ヶ月熟成後アッサンブラージュ。 最初はグレープフルーツ、後からパイナップルや柑橘。 シャープな酸味がありとても爽やかな飲み口。 ガスとピールの様なビターな後味が気持ちのいいバランス。 今後の変化も期待できそう。
ミュスカプティグラン 花崗岩の下層土 ステンレスで40日のマセラシオン 発酵中、デブルバージュ、ウイヤージュ、ルモンタージュ 750lアンフォラで熟成、so2添加ゼロ 黄緑に近い透明感のある色 冷たい湿った土器の様な香りの奥に、てらっとした艶のある果実の甘い香り マセラシオンによる果皮の要素はあまり感じず 只々洗練されて凝縮した葡萄の液体 余韻も長くしっかりとしたエキス感 葡萄の甘さを感じるのに、 […]
サンジョヴェーゼ。樹齢10年。2週間発酵、木樽12ヶ月熟成 フランボワーズ。明るい果実味、フレッシュな酸味でタンニンは意識しないとほとんど感じない。 奥行きもあるが飲み疲れない 価格考えるととてつもなく秀逸