Le Vigen piu Vecchie 2011 / Le Coste

Le Vigen piu Vecchie 2011 / Le Coste

プロカーニコ60〜70年

最高に成熟しバランスの取れた区画のプロカーニコだけで10年かけたキュヴェ

除梗なし。直接プレス。フランス産新樽1000lの中で果汁のみ。温度調節なしで発酵。オリ引きも極力行わず24ヶ月熟成、その後瓶詰め。106か月瓶熟。

10年もかけられたワイン。しかも生産者の所で。

価格は高いが、僕みたいな人間には経験値としてだけでも充分な価値の一本。

うちの倉庫の中で

たんぽぽの様なカビがコルクに生えているボトルがあったので、状態確認のために開けてみた。

ワイン自体に全く問題なしでした。

安心。

開けた瞬間コルクから香りが立ち上がるほど

充実した香り。

綿菓子のようなふわっとした質感かつ、濃密な香りがグラスからはみ出す。

とにかく香りに厚みがある。

煙くらいの勢いで香る。お香みたい。

湿った森、植物的な香り、蜜の香り。

舌触りはとても繊細で

喉越しは酸を中心にして分厚い複雑な旨味が何層にも重なって流れる。

こんなに芳醇で複雑で厚い旨味なのに、

繊細だし、アルコール感全然ないし。

飲み込んだ後吹き返した息がいい香り。

言葉で表現するの難しすぎる。

価格は高いし、興味がなければ楽しめないかもだけど

ワインに興味があるなら飲むべきワイン。

勉強なりました。

ちょっと経験値上がった。

目次

追記

2日目。そんで、2日目の方が良い。何がかはわからないけど、全体的にまとまりがでた、、?

キノコっぽい香り?色気?も出てきてる