Coup de Canon 2020 / Chahut et Prodiges

グロロー90年

全房セメントタンクで10日醸し。水平式圧搾プレス。グラスファイバータンクで発酵、マロ、熟成。

赤い果実、黒い果実の両方を感じられる様な香り。凝縮感も。

ベリーソース的な厚みのある果実味、ビターさのある粗めのタンニン。

後味にほんのり茎っぽさがある。

実際どうなのか知らないけど、ギュッて強く搾った感じの液体のイメージ。

既においしいけど、もう一段階柔らかくなると良さそうなので寝かせても良さそう。

それか食中だったらこのタンニンは良い仕事しそう。

彼のワインは後味粗さのあるものが多く、単体で飲み進めるにはあまり向かないが、ツマミや食事と一緒だと、その粗さが良い感じに調和する事がある。

追記

パテと合わせてみたけど、やっぱり食中に輝くワインだと思う。

いい脇役になってくれる。肉の脂も、ヴィネガー的な酸も相性良さそう。

後味のちょっとしたエグさが、食欲を増進する。