Fils du Sillon 2021 / AD VINUM

Fils du Sillon 2021 / AD VINUM

シラー。

インポーターさんの情報では鉄っぽい味わいがあったとの事で

僕的には鉄っぽい香りはちょっと不衛生なワインのイメージであまり良くないのでどうかなーって思ってましたが

このワインに関しては少し様子がちがくて、

開けて嗅いでみるとたしかに

一口目には鉄のにおいがする。

けど

そんなに不思議と嫌な感じではないのはなんなのか。

どちらかと言うと

それはミネラル的な物の塊みたいに感じる。

クランベリー的な果実味をエキスにした様な

みずみずしく可愛らしい香りと味わい。

色は非常に淡いのに奥行きがしっかりあり

嗅げば嗅ぐほど、飲めば飲むほど

奥に奥に味を感じる。

多分温度が低いと、鉄っぽさは果実味を隠してちょっと邪魔な感じになるので

良い感じに温度上げて楽しんでみてほしい。

このワインの魅力を感じることができると思う。

追記(3日目)

昨日は休肝日だったので2日目飛ばして3日目。

香りからして全然違う。

鉄っぽい香りは徐々にダージリンの様な深みのある香りに変化しつつある。

飲んでみると、ダージリンではなく烏龍茶?

ってなるけど

明らかに初日よりこなれて奥に隠れてた味わいが顔を出してる。

飲み心地も柔らかい。

果実感もちゃんとある。

これ、抜栓して3日でこんな良い変化なら

抜栓せず寝かせたらもっといいのかなあ。

果実味は初日の方がフレッシュだったし

その好みは分かれそうな感じだけど

僕は3日目の方が好きだ。