Harmonie du Soir 2020 / La Vinoterie

Harmonie du Soir 2020 / La Vinoterie

シュナン30年。

バリック発酵。スターターのみ亜硫酸添加。

透明感と緻密さのある白。

見た目は透き通る様な綺麗な液体

柑橘のさわやかな香りと

樽由来のほんのりミルキーな柔らかい香りと

ミネラルを予感させる硬質な香りと

それぞれがはっきり感じられながらバランスがとれてる。

味わいにもそれが現れ

大枠は熟れたグレープフルーツや八朔のじゅわっとした果実味で

それを支える様にまろやかな樽のニュアンス

アフターには輪郭をつくる塩味。

めちゃくちゃ緻密で完成度高い。

 

もう少しスケール感があれば突き抜けそう。

とはいえ、価格分の価値は充分と思う。

 

僕的に亜硫酸使ってても、いいなって思える数少ない生産者の1人。

でもだからこそいつか全く使わないで作ってみてほしい。

追記(3日目)

休肝日挟んで3日目。

香りも味も樽由来のまろやかさがほんの少し増した感じ。(多分ほんのり酸味と果実味が和らいだから樽のニュアンスが目立つ様になった)

少し高級そうな味になった。

でも大枠は全く変わらない。

結局(スターターだけだけど)so2使うってこういう事かもなぁって感じ。

上手な人が使うとすげービシッと安定する。

商品としてめちゃくちゃ扱いやすいけど

個人的にはちょっと面白さは半減する。

(それでも美味しいですよ!)